〔091〕大峰山 (1,915m)
2002年03月10日(当時52歳)
  昨日は大台ヶ原が通行止めで諦め、大峰山も通行止めであったが、車で登山口まで行ける道を探している内に一日が終わり、天川村の民宿に泊まることになった。
1時間20分の林道歩き

  昨日、探しておいた林道閉鎖ゲートから9時17分に布引川沿いの舗装道路を歩き始める。川の水はエメラルド色で美しく、崖側には大きなツララが氷壁となっている、山の景色も目を楽しませてくれるが、兎に角、林道が長い。
行者還登山口
  10時27分、1時間10分舗装路を歩き登山口に着く、上から降りてきた人がアイゼンを持ってきていないので登れないと下山してしまった、息子は運動靴、大丈夫か?、行けるところまで行くことにする。
  残雪の残る急登が始り、どこにも凍結したところはないが運動靴さんはスリップに苦労している。
シャクナゲの多い急登を1時間登ると奥駈道出合の尾根の肩に出る。6人程のグループが休憩していたのが、我々は休憩せずに進む。ここからは、穏やかな尾根道となるが、残雪は更に多くなり足が潜りこんでしまう。天気は最高、石休ノ宿跡、弁天の森を過ぎる辺りで前方に山頂が見える様になるが、遥か遠くで帰りの時間が心配になってくる。降りて来た登山者に話を聞くと、後1時間半は掛かると言う。そんな格好なら引き返した方が良いとアドバイスをもらうがもう少し行ってみることにする。
時間切れ敗退
  更に進んだ地点で思い直し、12時21分に引き返すことにした、体力は十分残っているが、下山が日暮れになる恐れがあるので安全の為に勇気ある撤退とした。
車止めゲートから登山口まで林道をどれくらい歩く必要が
あるのか検討も付いていないが、兎に角歩くことにする。
予定外の林道歩きで、この先に登山口があるのが判っているだけ。
距離も時間も予想は付いていない。
透明度の高い大きなツララが沢山出来ており、その迫力に感激出来た。
登山口からは残雪の急登が1時間続く。 周辺はシャクナゲの
木が多く、春には花を楽しませてくれそうな感じであった。
見えている山頂は ”弥山”(1,895m)。
大峰山の最高峰”八経ヶ岳”はここから見えていない。
登り始めて3時間、帰りの時間を考えて大きな朽木の地点で引き返す
ことにする。 最高の天気で勿体無いが、残雪期に無理はしたくない。
次回、リベンジ時はこの朽木を越えれる様に頑張りたい。
  2日間で ”大台ヶ原”と ”大峰山”を登る予定であったが、林道通行止めの予期せぬことで2山とも完登出来ずに終わってしまった。 ネットで調べた時に12月から4月まで登っている人が居ないので雪が多いせいと思っていたが、林道閉鎖のことは何も書いていなかった。
この辺の情報の無さが登山クラブに入っていない弱みとなっている。
  1ヶ月半後の4月27日に ”大峰山”へのリベンジを果たした。
日本百名山に戻る
関西百名山に戻る

奈良県吉野郡上北山村


標高差:821m(今回は途中敗退)
Road Map :天川村からR309に入るが、冬季通行止めだった。
Route Map:林道ゲートから林道を行者還登山口まで。奥駈道出合から弁天ノ森を過ぎた辺りで敗退。
前方遠くに ”大峰山”が見え出したが、”八経ヶ岳”が
見えているのかの検討は付いていない。
まったく予定外であったが、林道脇の小さな滝が ”氷瀑”していた。
引き返し地点にマーキングを残すが、
次回、リベンジで来た時にこのマーキング
が残っていないのは明白である。
弁天ノ森”付近からはフラットな奥駆道となる。
冬季に林道が通行止めになることは知らなかった。
登山口まで車で行ける予定であったが、通行止めゲート前に
車を停めることになってしまった。
日本百名山
関西百名山』  天気は最高だったが、冬季林道通行止めを知らずに林道歩きで時間を取られ途中敗退となる。
おおみねさん
最高峰は八教ヶ岳
父親としては ”登山靴を買ってやる。”と言っているのに、
ガンとして運動靴で充分と言う。